人材派遣会社の選び方のポイント！失敗例はどんなものがある？

仕事を探す時に人材派遣会社に登録したいと考えていても、何を基準に見つければよいのかわからない人もいるでしょう。数ある会社の中から、失敗しない派遣会社を選ぶためにはどうしたらよいのか悩みますよね。そこで今回の記事では、人材派遣会社の選び方のポイントや失敗例を紹介します。人材派遣会社に興味のある人は参考にしてください。

人材派遣会社はどんな種類がある？

人材派遣会社は大きく5つの種類にわかれます。それぞれの特徴を紹介しましょう。

大手型

大手・中小型の人材派遣会社は、仕事の求人件数が多いようです。求人件数が多いことで、さまざまな業種や勤務形態の会社を探せます。知名度の高い会社であることも多いでしょう。全国各地に展開しており、駅周辺など立地がよい所に会社を構えていることが多く、登録しやすいのも特徴です。また、スキルアップや福利厚生が充実している会社が多いのも、大手型の魅力のひとつでしょう。

専門職種型

医療・保育・福祉・薬剤師・コールセンターなど、専門職種の情報を集めた派遣会社です。「資格を所持しているので仕事に活かしたい」という人、何かの専門知識に優れている人におすすめできます。専門職種型の派遣会社には、専門知識をもつスタッフ、資格を所持しているスタッフも多く在籍しているようです。業界を熟知した専門スタッフに対応してもらえることで、仕事の相談もしやすいでしょう。

資本型

関連のあるメーカーや企業への派遣がメインの派遣会社です。例をあげると歴史あるデパートや大手商社、銀行、大手企業やメーカーが設立した派遣会社といえます。資本型の派遣会社での求人は、主に関連のある仕事の紹介が多いでしょう。入社が難しい優良企業でも、資本型の派遣会社であれば優遇される可能性も高そうです。また、福利厚生や研修制度が充実しているところも特徴のひとつといえます。

独立型

どこにも属さずに独自に立ち上げられた派遣会社です。派遣の仕組みを知り尽くしたプロが、幅広い職種と業種の仕事を紹介してくれるでしょう。福利厚生や研修制度を持つ派遣会社も多く、細かい気配りや丁寧なフォローを受けられます。

外資系型

外資系の求人に注力している派遣会社です。語学をフルに活かしたいという人や高収入を得たいと思っている人に向いています。仕事には語学力が求められ、スキルや経験が重視されるでしょう。外資系企業は、日本の企業と異なることも多く存在します。業務や社風、面接の仕方、給与形態など、わからないことがあれば対応してくれ、心強いサポートを受けられるのです。

人材派遣会社選びの失敗例を知ろう！

人材派遣会社を選ぶときには、気を付けなければいけない注意点があるのです。ここからは会社選びの失敗例を紹介します。注意点を知ることで失敗を未然に防げるので確認しましょう。

仕事内容の詳しい記載がない

求人を紹介する派遣会社なのに、仕事内容を詳しく記載していない会社には気を付けなければいけません。たとえば業務内容に「営業」とだけ書かれていても、具体的にどのような営業なのか分らなければ、仕事内容を想像できません。仕事内容を省略し「その他全般」などと記載されているケースも気をつけてください。なぜなら、その他とはどのような仕事なのか不安や疑問が残ってしまうからです。仕事に応募する時は、詳しい情報を明記している派遣会社を選びましょう。

頼れない派遣会社

派遣会社に登録する時は、担当スタッフと面談して仕事を紹介してもらうことになります。この担当者とのやりとりは、仕事を決める重要な要素のひとつです。いい加減な対応や知識があまりない担当者であれば辞退してもよいでしょう。何かあった時に頼れずフォローがない可能性があるからです。そのようなトラブルを回避するためには、担当者がこちらの相談内容や希望条件などをきちんと把握し、話を聞いてくれるか、頼れるのかを見極めなければなりません。担当者はどのような人なのかを知っておくことで、信頼して求人を紹介してもらえます。

大手ではないのに案件が多い派遣会社

大手ではないのに案件数が多い派遣会社には注意が必要です。このようなケースでは、案件自体が不人気な求人や条件が厳しい求人を抱えていることがあります。いざ登録してみると難しい求人を紹介される、希望条件と違う仕事を勧められることもあるようです。

人材派遣会社の選び方のポイント

派遣会社を選ぶポイントは、ひとつの派遣会社だけではなく、複数の会社を登録することです。さらに「優良派遣事業者」と認定を受けている会社への登録をおすすめします。優良派遣会社とは、厚生労働省から委託された機関が厳密に審査を行い、一定の基準を満たした業者に与えられる認定です。優良派遣事業者に登録されている派遣会社であれば、管理体制や労働基準法においても安心して登録できるでしょう。

好待遇かつ条件に合った仕事探しには、3～5社登録しておくとよさそうです。良し悪しを見比べて、派遣会社の特徴を理解しておきましょう。並行して案件を紹介された時は、交渉の材料に使うこともできます。

また、派遣会社を登録する際には情報を集めるために、口コミを参考にしてください。実際に登録し経験した派遣スタッフの生の声を聞けるので、知りたい情報を手に入れられます。ただし、悪意のある口コミも中にはあります。口コミは嘘の情報や偏った内容もあるため、すべてを鵜呑みにせずに参考程度にとめておくとよいでしょう。

派遣会社を探す時には特徴を見極め、自分に合った会社を活用するとよいでしょう。まずはインターネットなどで興味のある仕事を探して、さまざまな派遣会社を登録し比較してみるのがおすすめです。